のんびり生存記録

32歳で癌になった人です。

退院日が決まる

今日は医師の診察があり、退院日が明後日に決まった。術後の経過としては順調とのこと。

食欲もだいぶん戻ってきた。白米以外はほとんど完食してる。夕食後にはなんか物足りなくてコンビニでプリンを買って食べたりまでした。

1日に数回は腹部の鈍痛が来るけど、これは手術前からのやつだと思う。傷の痛みはだいぶん治まってきた感じ。傷口を貼ってあるテープがちょっと痒い。

看護師さんに傷口を見てもらうと「きれいきれい」「やっぱり若いね」と言われるので、傷口の回復は順調らしい。シャワー浴びるときはやっぱりちょっとこわごわにはなるけど。

術後4日目

昨夜は腹痛で2時ごろ目覚めてから朝まで眠れず。その分今日はのんびり過ごした。

パラマウントを使わず、平らなベッドから起き上がる自主練をした。手術後は一日一日と体を動かせるようになってきている実感がある。

 

お医者さんと病室で少し話し、もう週末までに自分のタイミングで退院していい、来週中に外来で長めに話す時間をとるとのこと。

来週の受診のときにきっと詳しい手術結果や今後の見通しを伝えられるんだろう。ドキドキである。

術後3日目 管からの解放!

術後3日目。

動くと傷の痛みはあるけど、病棟の廊下2周は余裕で歩ける。食事も常食になった。

午前中に硬膜外の管と導尿の管を取り、管フリーになった。なので午後は4日振りにシャワー。お腹の傷が気になるのでおそるおそるお湯をかけたけど、特に痛みもなく大丈夫そう。傷に貼ってあるテープが剥がれたときの対処も看護師さんに教えてもらった。

職場に出す診断書ももらった。これで病休手続きは大丈夫そうで一安心。

術後2日目 動ける

術後2日目。

痛み止めを追加しながら病棟内を歩いた。動くと傷口が痛むので行動がおそるおそるになるけど、結構動ける。

今日中か明日には硬膜外麻酔の管と導尿の管が抜けるそう。そしたらシャワーを浴びられる。導尿でトイレに行かなくて済むのは楽でよかったけど、汗かいてて匂いも気になるからシャワー浴びてスッキリしたくもある。

食事は昨日より硬めのお粥と、昨日より具材が大きめのおかず。やわらかーく煮てある魚は刻まれてなくて、食欲が湧いた。食べ物の見た目は大事だな。

術後1日目

術後1日目。

午前中は看護師さんに付き添われて廊下を歩いた。お腹の傷は痛むがすたすた歩ける……と思ったいたら病室に戻るなりクラクラと目眩が。その後お腹が痛くトイレに行ったら座ったままクラクラしてどっと冷や汗をかいた。ふぅ。

食事はゆるいお粥でと全部小さく刻まれたおかず。

 

昼前にお医者さんが病室に来て手術の結果を話してくれた。

卵巣腫瘍と腹膜の腫瘍は手術で取れたそう。もう一方の卵巣や子宮はがっちり癒着していて取れなかったと。そのほか取りきれないもの(病変のことだと思う)がお腹に残っている。取った組織を検査に出していて、結果は1〜2週間後。

それ以上は特に質問しなかった。なるようになるし、なるようにしかならん。

手術当日

当日夜は書けなかったので翌日に書いています。

 

手術前後の体調など

朝一の手術。病室の看護師さんに連れられてオペ室へ。オペ室前の廊下には、同時に別の部屋で手術を受けるらしい患者さんたちと担当の看護師さんたち。オペ担当の看護師さんたちに挨拶され、本人確認きっちりされた後、オペ室の手術台へ案内されます。

手の甲に全身麻酔の針を刺されたんですが、これが結構痛かったです。背中の硬膜外麻酔のために横向きになって、腰にシールっぽいものを貼られた辺りで意識がなくなりました。

目が覚めたのは病室のベッドに戻ってきたときでした。腕の点滴(たぶん栄養的なもの)、背中からの痛み止め、鼻から酸素、導尿と、管につながれた状態。手の甲は針が刺さったままだけど繋がれずにまとめられています。

導尿の違和感があったものの、日中はぼんやりSpotifyでラジオを聴いたりして過ごしました。

しんどかったのが夕方以降で、お腹の痛みが強くなり、微熱も出ました(37.9度)。背中の痛み止めを何度か追加してもらっても痛みがおさまらず、点滴に解熱+痛み止めの薬を何度か追加してもらいました。何度もナースコールして大丈夫かなと思いつつ、痛いのでしかたないと思い切って押すのですが、丁寧に対応してくれてありがたかったです。

 

病状について

当日はお医者さんからのお話はありませんでした。夫には電話があったようです。

お腹を触ったら術前と同じように張っているので、病巣の切除はほとんどできなかったんだと思います。お腹が引っ込むかと少し期待したのですが、残念です。後で私にもお医者さんから病状説明されるのですが、先に病状を聞いた夫はおそらくショックを受ける内容だったのだろうと予想しています。落ち着いた心持ちでいたいです。

入院1日目の美しい距離

入院1日目。

明日の手術のため、お昼はお腹に残りにくい「低残渣食」、午後に下剤(クエン酸で酸っぱかった 笑)を飲んで夕食はなし。

積読の中から、山崎ナオコーラの『美しい距離』を読んだ。夫のこと、夫婦のことを考えた。今読んでちょうどよかった本。夫に勧めてみようかと思うけど、あらすじ教えたら読むかはわからないな。