通院日、治療のこれから
退院後の最初の受診。
お医者さんから手術の結果と今後の治療について改めて説明があった。
試験開腹手術で分かった病状
6月4日の手術で摘出したのは、腫瘍ができていた右卵巣、右卵管、腹膜(大網)。
まず、手術で摘出した卵巣腫瘍は、癌(悪性腫瘍)ではなく、良性と悪性の間の「境界悪性」の腫瘍だった。つまり卵巣癌ではないということ。
同じく手術で摘出した腹膜(大網)は腺癌で、子宮頸がんの組織と似ている。まだ調査中のこともあって確定はしないが、おそらく子宮頸がんが原発で、そこから腹膜に転移したと考えられるそう。私の主病名は「子宮頸がん」になった。
お医者さんに直接は聞かなかったけど、状況から言って子宮頸がんのステージⅣB。子宮頸がんは毎年検診を受けていたのに……と残念に思う。検診を受けていても進行がんまで見つからないこともあるのね。
これからの治療
来週から「抗がん剤(TP療法)+分子標的薬(エバスチン)」による薬物療法を開始予定。薬物療法はまず3回やってCTで状況を確認、悪化していなければもう3回、そのあとはエバスチンのみで2年間治療、というのが、目指している最良の場合の治療になるそう。
最良の場合といっても、治療の結果がんがなくなりました!とはならないと。最良の場合の余命はどのくらいだろうか。よくて数年、なのかもしれない。
最悪の場合は、抗がん剤が効かず癌が進行していくことになる。夫は手術直後の電話で先生に今後の想定を聞いたそうで、最悪は半年、といわれたって。これを聞いた夫の精神的な負担は結構なものだったろうな。私の前では元気そうにしていてくれてありがたい。
いずれにせよ、これからの抗がん剤の効き次第ということ。なるようにしかならん。